風速換算機(2018.5.11最新版)
説明
2018.5.11 追記
恩恵の項目を追加し、標高に関するパラメータをちょい変しました。
計算されるタイムにほとんど変化はありません。

マスターズでは基本的にタイムレース決勝です。
以前は申し込み時の申告タイムで組み分けされていたこともあったようですが、最近では年齢順に組み分けされる事の方が多いです。
ライバルと違う組で走って100分の1秒とかで勝ち負けした時って、勝っても負けてもなんか釈然としないですよね。
そこでこれ。
この風速換算機を使ってタイムから風の影響を除いて比較してみましょう。まあ…それだけが条件じゃないし自己満足ですけどね。
あと、自分の調子を測るのにも役立つと思います。風の影響を除いたタイムで記録の推移を確認してみるのも面白いと思います。
Jonas Mureikaさんバージョン
ロヨラ・メリーマウント大学で地震学の研究をされているJonas Mureika氏のHPから計算式を拝借してきました。
この方は、Association of Track and Field Statisticians(A.T.F.S.)のメンバーで、『短距離競走における大気抵抗(風と標高)の影響を解析する現実的な数学的コンピュータモデルの作成』を研究されています。
本家は風速以外に気圧やら気温やら湿度といったデータも入力可能なモデルもあったんだけど省略しちゃいました。

種目 50m 60m 100m
記録
風速 m/秒
無風だった場合の記録: 恩恵:

種目 200m
記録
風速 m/秒
レーン
無風だった場合の記録: 恩恵:
ハイデンストレムさんバージョン改
のじさんの「らん・蘭・RUN」というHPの陸上コーナーにある、『風と記録との相関 西ドイツ ハイデンストレムの資料』を使って作成しました。
資料は風速と影響タイムの相関表だったので、回帰分析を行って求めた5次式で計算しています。
また、 掲載されていたのは恐らく100m走のみのデータだと思いますので、60mと200mの換算は自信ありません。

種目 60m 100m 200m
記録
風速 m/秒
無風だった場合の記録: 恩恵:
Jonas Mureikaさんバージョンとハイデンストレムさんバージョンの違いについて
Jonas Mureikaさんバージョンでは、影響タイムの計算に元タイムを使用しています。考え方として元タイムが遅ければ遅いほど風の影響を受けるようになっています。
例えば、100mで追い風1.0mの場合、タイムが11.00秒の時の影響タイムは0.06秒ですが、12.00秒の時の影響タイムは0.07秒です。

一方ハイデンストレムさんバージョンでは、影響タイムは風速だけで求めています。
例えば、追い風1.0mの時の影響タイムは0.08秒です。 これは元タイムが11.00秒でも12.00秒でも変わりません。

また、ハイデンストレムさんバージョンのほうが、若干風の影響が大きめでしょうか。

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